社会

女性器切除(FGM)って何?その目的は?

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スーダンで女性器切除を犯罪化する、とのニュースが流れました。

 

恥ずかしながら、「女性器切除」についてあまり知りませんでした。

 

あまりにも女性を冒涜したこの悪しき習慣が今なお大勢の少女・女性たちを苦しめている事実を知り、背筋が凍る思いがしました。

 

女性器切除を犯罪化 スーダン統治機構が承認 のニュースはコチラ

 

女性器切除って何?

 

まず、「女性器切除」ってどういったことでしょうか?

 

wikipediaによると

女性器切除(じょせいきせつじょ、Female Genital Mutilation、略称FGM;「女性性器切除」とも表記する)あるいは女子割礼(じょしかつれい、Female Circumcision)とは、女性器の一部を切除あるいは切開する行為。主にアフリカを中心に行われる風習であり、成人儀礼のひとつ。 女性器切除とはこの風習に対して虐待であると批判する人々が使う呼称

wikipedia

 

アフリカや中近東、アジアの一部など約28か国で行われているこの慣習は、特定の宗教とは関係がないそうで、主に生後一週間から初潮前の少女に施術され、毎年200万人の少女がFGMを受けていると国連では推定しています。

 

「女性器切除」なんて聞いただけでも恐ろしいですが、具体的に知ると本当に怖いです。

 

FGMの施術方法

 

FGMの施術方法は、地域や部族によっても異なるそうですが、女性器のクリトリスや包皮、外陰部の除去、切除、閉鎖(癒合)、ときには膣の切除などが組み合わされているそうです。

 

その多くは、土地の伝統的助産婦によって、かみそりやナイフ、鋭い石(!)などが使われ、母親や親族の女性に押さえつけられて行われるのです!!

 

なんと恐ろしい!!

 

出血多量や感染症などで死に至る場合もあります。

 

当然、後遺症にも悩まされます。

 

月経困難、失禁、性交時の激痛はもちろん、性行為への恐怖やエイズ感染の危険性など、心身ともに大きな影響があります。

 

本当に恐ろしい…

 

しかも、それが、味方となるべき母親や親族の女性たちによっておこなわれているなんて…

 

FGMの目的

 

なぜ、女性器切除FGMは行われてきたのでしょう。

 

死に至る場合もあるこの危険なFGMは、古代エジプト時代にはすでに始まっていたといわれています。

 

女性は結婚するまで処女を保ち、結婚して家庭に入るものという観念や女性の自立、主張を望ましくないとするような男性優位的な立場を基にFGMが行われています。

 

結婚前、結婚後の女性の性的衝動を抑制し、女性のセクシュアリティを管理するというのがFGMを行う目的です。

 

また、FGMの浸透、定着によって、FGMが社会的義務であるととらえられるようになり、FGMを受けなければ結婚できない、一人前の大人として認められないなどと考えられていて、FGMは女性の教育と結婚準備のために欠かせない儀式になっているのです。

 

FGMを受けていない少女や女性は不浄とされて、食べ物や飲み物を扱わせてもらえない、とういう地域もあるのです。

 

それに加えて、女性が結婚を通して男性に経済的に依存することで生計を立てていくことが通例となっている社会では、FGMを行うことが、女性が生きていくための手段でもあるのです。

 

声をあげ始めた女性たちと、そうでない女性たち

 

今でこそ、多くの女性たちがFGMを根絶するために声をあげ、活動していますが、当事者たちの中には声をあげられない人、あげない人多数います。

 

なぜでしょう。

 

FGMが行われる多くの地域はイスラム教の国が多くありますが、性に関することを話すのはタブーとされています。

 

少女たちはFGMについて、学校で習ったことはないといい、また、学校で先生や友達とも「とても恥ずかしいことなので話さない」といいます。

 

祖母や母、姉たちが通ってきた道だとあきらめ、異論を抱くことさえ知らない子どもたちもいます。

 

知識がないことが、悲劇を生んでいます。

 

そんな中でも、勇気を出して声をあげる当事者もいます。

 

国連広報センター ジャハ・ディクレさん

 

プラン・インターナショナル

 

 

ユニセフや多くのNPO団体が支援をし、世界の人々に啓蒙活動をしています。

 

日本に住む私たちも遠い他国の出来事として、知らんぷり、見ないふりはできません。

 

まずはこの事実を知り、人としての尊厳を守るために、私たちが何ができるのか、考えなくてはなりません。

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