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新記録続出! ナイキ・ピンク厚底シューズ席巻!

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昨年の東京オリンピック代表選考レースとなったMGCで話題となったナイキの厚底シューズ・ ズーム×ヴェイパーフライ ネクスト%。

 

その後も陸上長距離界の話題の中心となり続け、年末の高校駅伝、元日のニューイヤー駅伝とピンクの厚底シューズ、もしくは色ちがいのヴェイパーフライを選手の多くが着用しました。

 

MGCからのナイキ・ヴェイパーフライネクストの流れについての話題はコチラ

 

新記録続出! 2019高校駅伝では?

 

MGCでナイキのピンクの厚底シューズが話題になってから、その是非についての議論もありましたが、2019年12月に行われた高校駅伝でもピンクの厚底シューズは目立っていました。

 

 

ほぼ全員といっていいほど、ピンクの靴…。

 

この大会では、男女アベック優勝を果たした仙台育英の全選手、女子2位の上村学園の全選手、男子一区で日本選手最高記録を塗り替えた八千代松陰の佐藤一世選手など、好記録を残した選手の多くがピンクの厚底シューズを履いていたそうです。

 

関係者によると、昨年は男子でごく一部の選手がこのシューズを着用、女子では見られなかったそうです。

 

新記録続出! 2020ニューイヤー駅伝でも!

 

ピンクの厚底シューズの波は年を越えて実業団のニューイヤー駅伝でも見られます。

 

毎日新聞より

  

午前九時にスタートした一区37人の選手のうち。実に30人がピンクの厚底シューズでした。

 

毎日新聞の記事によると、従来の大会記録を3分25秒も短した旭化成は7区間のうち5人がこのシューズ、2位のトヨタ自動車、3位のHondaも 服部勇馬や 設楽悠太ら主力選手がこのシューズを履いています。

 

 

新記録続出! 箱根では?

 

では、今回の箱根駅伝ではどうだったのでしょうか。

 

 

なんと1区のスタートで21人の選手のうち、帝京大:ニューバランス、日大:ミズノを除く19選手がナイキの厚底シューズを履いています。

 

そして、結果も出しています。

 

全員がこのシューズを履いた青山学院大学は、全日本大学駅伝などでは奮わなかったものの見事に往路優勝。

 

東洋大相沢晃選手は色違いのこのシューズで2区区間新。

 

なんと区間賞をとったすべての選手がナイキの厚底シューズを履いていたという事実。

 

恐るべし、ナイキ…。

 

 

新記録続出! ナイキ厚底シューズの秘密

 

新記録を続出させるナイキのシューズは『ズーム×ヴェイパーフライネクスト%』。

 

陸上界では底が薄く軽い靴が長距離走に適しているとされてきたが、常識を覆した。軽くてクッション性のある素材に反発力の強いカーボンファイバー(炭素繊維)のプレートを挟むことで、靴底の反発力とクッション性を両立させた。ある実業団の監督は「5000メートルで15秒は速くなる」と明かす。一方、以前から厚底シューズを履いているという選手は「履き続けて慣れてしまえば、それが普通になってしまう。効果は最初の半年でなくなってしまう」と感じている。

毎日新聞

  

このシューズの特徴についてはこのように述べられています。

厚底シューズは、もともとキプチョゲ選手らトップアスリートの「クッショニングを重視した、脚への負担が少ないシューズが欲しい」という要望に応える形で開発された。ナイキは「軽さ」と「クッション性」を両立させるために、ミッドソールに航空宇宙産業で使う特殊素材に由来するフォーム(ズームX)を採用する。

さらに、「推進力」をつけるため、特殊素材の間に反発力のあるスプーン状のカーボンプレートを挟み込んだ。フォアフット(前足部)で着地すると、このカーボンプレートがググッと屈曲して、元に戻ろうとする力が脚を前へ推し進め、「シューズが勝手に走ってくれる」という感覚が生まれる。

ヴェイパーフライ ネクスト%は、この基本テクノロジーはそのままに、ミッドソールをさらに厚くしたのが第一の特徴だ。前足部で4mm、ヒール部で1mm、フォーム量をアップし、ミッドソール全体を15%増量させた。

朝日新聞DIGITAL

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このシューズで日本記録を樹立した大迫選手は「 ネクスト%になっていちばん感じたのはクッション性が増したこと。ソールの厚みが脚を守ってくれる 」といい、MGCで優勝した中村選手も「 (シリーズの中では)ネクスト%がいちばん気に入っている。旧モデルより疲労感が抑えられ、MGCでも後半スパートするまで脚が残せました。もちろん練習の成果ではあるけれど、シューズもうまく機能したと思う 」と述べています。

 

また、水分を含みやすい欠点のあったヴェイパーフライを、雨中のボストンマラソンで着用した選手のフィードバックを受け、撥水性の良い素材に変えたことで、MGC準優勝の服部選手は「 ネクスト%になっていちばんよかったのが撥水性です。雨はもちろんですが、夏のマラソンでは給水やスポンジの水でシューズがぬれてぐちゃぐちゃする感じがある。今回も水をかぶりながら走ったけれど、撥水性があってそういう感じにはならなかった 」と述べています。

 

いいとこづくめのヴェイパーフライですが、難点もあります。

 

それは前述の記事にもあるように”耐久性”。

 

その効果の持続についてはナイキ自身も認めていて、一般に250マイル、約400㎞がレースでの使用限度といわれているそう。

 

そうなると、3万円を超えるシューズはマチュアのマラソン愛好家などがおいそれと手に入れることは難しいのかな…とも思います。 

 

 こちらが目立ちまくっていたピンクの厚底シューズ:ナイキ ヴェイパーフライネクスト%。

ちなみにこちらは駅伝シーズンに合わせて発売された「EKIDEN PACK」コレクションの一つ。

 

この左右色違いのバイカラーのシューズはメーカーからの支給品とのうわさも…。

 

どっちにしろ、箱根駅伝を走る選手のほとんどが、ナイキ:ヴェイパーフライネクスト%だったのは確か。

 

3万円だせば、こんな一流のアスリートと同じシューズでレースができるということ。

 

アマチュアの高校生や大学生でも手が出ないわけではないということですね。

 

新記録続出! ヴェイパーフライネクスト%ならだれでも速いの?

 

では、このシューズを履けばだれでも夢のように速く走ることができるのでしょうか。

 

これまでマラソンなどの長距離では薄底のシューズが常識でした。

 

それは、長距離ではかかとをつけて走ることがよしとされていたからです。

 

「走るという動作は『重心移動を連続して行う動作』です。歩きとの大きな違いは、重心移動の最中に両足が離れる瞬間があるということ。つまりバネのように弾む動きが必要になります。これは短距離でもランニングでも同じ。走りは体をバネのように使いながら前への推進力を得る運動なのです」 しかしながら「走る」ということは「連続的に重心を前方に移動させること」。

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要するに、走ることに適している前傾姿勢を無理なく作れるのがこのシューズの特徴のようです。

 

短距離用のスパイクは同じようなシューズの構造をしていても、かかとをつく瞬間はないので、クッションはなく薄底です。

 

しかしながら、長距離を走るためには、そのショックを吸収するためにクッションが必要になるので、その機能を追加し、そのために失われる反発力を補うためにカーボンプレートを入れている。

 

つまり

 

ヴェイパーフライの特長である「厚底」も「カーボンプレート」も副次的なもので、速く走るための動きを突き詰めた結果でしかない

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ということです。

 

「走るために理にかなったフォーム」を作れるのが、ヴェイパーフライネクスト%だということなのです。

 

 

新記録続出!  走り方は?

 

従来の長距離走のようにかかとをついた走りではなく、短距離走のようにかかとをつかずに長距離を走るので、選手個人の筋力・走力をも選ぶのがこのシューズです。

 

実際に、選手の中にはこのシューズを履こうとして監督から「まだ早い!」といわれ。十分に走り込みをして脚力をつけてから履いたという選手もいます。

 

自然に前傾姿勢になるために下肢の力だけでなく、体幹の力もないと十分にその効果は得られないのです。

 

このシューズを履いて、よりよい記録を出そうと思うならば、当然選手自身の走力があってこそ、なんですね。

 

以前、スピード社の水着で世界記録が続出し、北島選手もその水着を着用した時、彼は「泳ぐのはオレだ」といいました。

 

今回も、いくらシューズが素晴らしくても走るのはやはり選手自身。

 

選手それぞれがシューズを履きこなせるだけの力を蓄えていなければ、好記録には結びつかないのですね。

 

昨年、いち早くナイキの厚底シューズを導入した東洋大は見事に往路優勝を果たしましたが、多くの選手がこのシューズを履いて臨んだ今年の大会では大きく出遅れました。

 

なかでも青山学院大学は全日本大学駅伝では5位と惨敗しましたが、全員がナイキのピンクのシューズを履いて臨んだ箱根ではこれまでの記録を3分以上縮める大会新記録で往路優勝。

 

選手個々のトレーニングの成果ももちろんですが、その力を存分に発揮させる力が、このシューズにはあるということでしょう。

 

(優勝のインタビューのときには全員アディダスのシューズに履き替えていたのは、やはり、大人の事情かな?)

 

今後の長距離界の記録の更新と、そのシューズに注目ですね!!

 

  

新記録続出! 世間の声は?

 

箱根駅伝でのこのシューズを履いた選手の活躍にネットではこのような声が寄せられています。

 

「 今回の駅伝は超ハイスピードだったけど、やはりシューズの影響が大きいのかなぁ?
余りの高速レースにちょっと驚いた。 」

 

「 フルマラソンの世界記録2時間切りはもう目前。このシューズの登場でさらに早まったかもしれない。 」

 

「 区間新記録続出は、学生の走力向上もあるけれど、気温や風などの気候条件が絶好だったことが大きな理由。
ナイキのシューズは、あくまでサポートに過ぎない。 」

 

「 例の水着みたいだよね。
あまりにも記録が更新されすぎな感じはする 。」

 

など、賛否両論といった感じでしょうか。

 

なかには

「 ヴェイパーフライネクスト%効果で記録続出の中、佐藤の1区区間記録と今井の5区実質区間記録って半端ないって。特に今井の69分12秒って全く別次元!まさに本物の「山の神」を新ためて実感します。 」

 

と、ナイキのシューズで破られなかった1区・5区(5区は距離が違っているので…)のこれまでの記録保持者をたたえる声もありました。

 

今後も駅伝・マラソンの記録やその足元に注目です!

 

 

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