開催中のラグビーワールドカップは、イングランドと南アフリカの決勝戦を残すのみとなりました。
日本代表は史上初のベスト8となり、日本中が興奮しましたね。
なかでも、予選プールの3試合で4トライを決め、スコットランド戦では「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に選ばれた福岡堅樹選手は15人制のラグビーは今大会限りで引退し、来年の東京オリンピックの「7人制ラグビー」に専念します。
福岡堅樹選手 ラグビー7人制 15人制との違い
7人制と15人制。何が違うのでしょうか。
「DAZN」のスポーツライター斉藤健仁さんによると
「ルールはキックオフ以外基本的に同じで、グラウンドの大きさも同じ。その条件下で選手が7人になるわけですから、7人制は選手がめちゃくちゃ走り回ります。
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一応、スクラムを組むフォワード(3人)とボールを回すバックス(4人)という区別はありますが、ゲームが始まったらあまり関係ない。選手がゴチャッと集まることが少なく、ものすごく早い試合展開の”点取り合戦”といっていいでしょう。
15人制が40分ハーフなのに対し、7人制は7分ハーフですが、わずか7分間に3、4トライを取り合います」
とのことです。
15人制ラグビーではその体格の不利を克服すべく、並大抵でない努力をして、今大会のベスト8を勝ち取りましたが、スピード勝負ならばかなり勝機があるのではないでしょうか。
実際、前回のリオデジャネイロオリンピックでは、日本は4位になっています。
予選プールではあのニュージーランドにも勝利を収めています。
福岡選手は50mを5.8秒で走り抜けるそうで、少ない人数で走り回る7人制ラグビーには、より適している人材といえそうです。
福岡堅樹選手 ラグビー7人制 そのほかの代表候補は?
そんな東京オリンピックの7人制ラグビーの候補選手は、ほかにどんな選手がいるのでしょうか。
今回の15人制ラグビーW杯の日本代表だったレメキ・ロマノ・ラヴァ選手も東京五輪を目指すと言っています。
ほかには、リオ五輪代表選手でフィジー出身の副島亀里選手、ララボウ・ラティアナ選手、ジョセファ・リリダム選手らの名前が挙がっています。
ジョセファ選手は、昨夏の7人制ラグビーW杯の優秀選手に選ばれています。
そしてさらに注目なのは、レメキ選手の発言です。
「誰かは言えないけど、この中(15人制W杯メンバー)から何人かは一緒にやるかもしれない」と話しているのです。
たとえば、リーチ・マイケル選手。
今大会でキャプテンを務め、日本代表をかっこよくまとめ上げたリーチ選手は、前回リオ五輪の時にも合宿に参加したこともあったそうです。
前回は参戦はかないませんでしたが、今回のW杯でみせたキャプテンシーは大きな魅力ですよね。
もう一人期待されているのが、今大会で5トライをマークした松島幸太朗選手。
彼は、15人制へのこだわりが強く、リオ五輪ではオファーを断ったそうです。
ですが、来年は地元での開催。
松島選手の気持ちが出場へ傾くこともあるかもしれません。
福岡堅樹選手 ラグビー7人制 世間の反応は?
「ワールドカップでこれだけの成績を残した後なので盛り上がるし期待しています。」
「楽しみです。まずはメンバー。今回W杯メンバーからだったら福岡はけがなどがなければ確実。レメキも有力。これまでオファーを断っていた松島も入ってほしい。リーチも候補に挙がっているらしいですね。徳永も五輪メンバーだったので期待しています。
「ゴリゴリの南アフリカやニュージーランドよりスピード、テクニックのある日本のほうが有利に思えます。」
などなど、期待する声がたくさん!
今大会の盛り上がりをそのままに、東京オリンピックへ向かってほしいですよね。
福岡堅樹選手 ラグビー7人制は東京五輪メダル候補!
15人制と7人制では全くの別物、という人もいます。
だからこそ、ネットでのコメントにもあったように、体格やパワーで劣る日本代表にもより期待が高まるのだと思います。
リオ五輪では予選プールでニュージーランドを破る大金星を挙げながらも、3位決定戦で敗れ、惜しくもメダルには届きませんでした。
前回リオ五輪での4位の実力に加え、15人制W杯でベスト8になった福岡選手、レメキ選手、リーチ選手や松島選手などそうそうたる面々の実力と自信、そして、ラグビーの楽しさを知った地元日本の応援があれば、メダルも夢ではありません。
福岡選手は東京五輪を最後にラグビーは引退し、医師の道を志すと公言しています。
文武両道を地で行く福岡選手。
ぜひメダルを獲得して 、ラグビー選手として最後の花道を飾ってほしいですね。
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